2016/06/17
日本の梅雨を彩る花といえば紫陽花ですね。しっとりと情緒のある紫陽花を見ていると憂鬱な気分も晴れやかになりそうです。花言葉は「移り気」「浮気」「変節」など、あまり良いイメージでないものもあるのですが、これは紫陽花の色がカメレオンのように変わる性質を持っていることから来ています。
☆紫陽花の色を決める3つの要素☆
紫陽花の色を決める要因は<アルミニウム> <補助色素> <アントシアニン(色素)> です。この3つの組み合わせによって紫陽花の色が変わります。
アントシアニンと補助色素は紫陽花の中で作られますが、アルミニウムは土から根を通して吸収されます。一つの株にも多くの根があり、その根がアルミニウムを吸収しやすい状態にあるかどうかで同じ株でも色が異なります。
・吸収するアルミニウムが多いと花は青くなりやすい。
・アルミニウムを吸収しにくいと花は赤くなりやすい。
※紫陽花が遺伝的に持っている補助色素の関係で青にならない品種もあります
☆アントシアニンの吸収量はPH値に影響される☆
土壌のPH値も紫陽花の色に大きく影響します。アントシアニンは酸性の土で多く溶け出すためです。日本の土壌は一般的に弱酸性なので、青い紫陽花が多く見られます。アルミニウムが溶け出しにくいアルカリ性の土壌では、赤やピンクの紫陽花が咲きます。アントシアニンを持たない白い紫陽花は紫陽花の色素を変えるアントシアニンを持たないため、土壌に関係なく真っ白になります。
☆成長過程での色の変化☆
上記の理由のほかに、成長過程でも紫陽花の色は変わります。
【咲き始め】花の中に緑色の葉緑素があるので緑色をしています。
【花のキレイなころ】葉緑素が分解されて緑色がうすくなり、同時にアントシアニンがつくられて青や赤になります。
【花が終わる頃】植物には人間のような循環器官がないので酸が溜まり続け、くすんだ緑色や赤に変色します。これは花の老化現象です。老化は土壌に関係なく起こります。
☆まとめ☆
紫陽花の色の変化には複雑な要素が関係してくるので一言で説明するのは難しいですが、「遺伝子や環境で色が変わる」「老化現象でも色が変化する」という2点が中心となっているようです。
梅雨の季節ですが、紫陽花を見てその美しさに癒されたいですね。
☆紫陽花の色を決める3つの要素☆
紫陽花の色を決める要因は<アルミニウム> <補助色素> <アントシアニン(色素)> です。この3つの組み合わせによって紫陽花の色が変わります。
アントシアニンと補助色素は紫陽花の中で作られますが、アルミニウムは土から根を通して吸収されます。一つの株にも多くの根があり、その根がアルミニウムを吸収しやすい状態にあるかどうかで同じ株でも色が異なります。
・吸収するアルミニウムが多いと花は青くなりやすい。
・アルミニウムを吸収しにくいと花は赤くなりやすい。
※紫陽花が遺伝的に持っている補助色素の関係で青にならない品種もあります
☆アントシアニンの吸収量はPH値に影響される☆
土壌のPH値も紫陽花の色に大きく影響します。アントシアニンは酸性の土で多く溶け出すためです。日本の土壌は一般的に弱酸性なので、青い紫陽花が多く見られます。アルミニウムが溶け出しにくいアルカリ性の土壌では、赤やピンクの紫陽花が咲きます。アントシアニンを持たない白い紫陽花は紫陽花の色素を変えるアントシアニンを持たないため、土壌に関係なく真っ白になります。
☆成長過程での色の変化☆
上記の理由のほかに、成長過程でも紫陽花の色は変わります。
【咲き始め】花の中に緑色の葉緑素があるので緑色をしています。
【花のキレイなころ】葉緑素が分解されて緑色がうすくなり、同時にアントシアニンがつくられて青や赤になります。
【花が終わる頃】植物には人間のような循環器官がないので酸が溜まり続け、くすんだ緑色や赤に変色します。これは花の老化現象です。老化は土壌に関係なく起こります。
☆まとめ☆
紫陽花の色の変化には複雑な要素が関係してくるので一言で説明するのは難しいですが、「遺伝子や環境で色が変わる」「老化現象でも色が変化する」という2点が中心となっているようです。
梅雨の季節ですが、紫陽花を見てその美しさに癒されたいですね。