2017/01/09
◎豆乳とは
ずっと以前から、体い良い飲み物として健康志向の高い方に支持されている飲みものが「豆乳」
です。豆乳とは、大豆を水に浸してやわらかくしてすりつぶし、さらに水を加えて煮詰めた汁を濾し
たもののことを指します。今ではさまざまなヴァリエーションがありますが、基本的な作り方はほとん
ど変わらず、基本的な原材料は豆乳です。
最近注目されているのが、豆乳のダイエット効果でしょう。植物性のたんぱく質は脂肪を燃焼さ
せる働きがあり、さらに腸の中で余分な糖質の取り込みを抑制する効果があります。これにより、善
玉コレステロールが増える→腸内環境が整う→ダイエット効果も高まる、と期待されています。
豆乳の原材料は大豆ですので、大豆の栄養素が凝縮されています。大豆に含まれるイソフラボ
ンは女性ホルモンと同じような働きをしてくれると言われており、生理前の女性の不調や肥満防止
への効果が期待されています。
他にも、更年期障害の軽減や生理不順の解消・便秘や冷え性の改善など、特に女性の不定愁
訴と言われる症状に効果が期待されています。実際に効果が出た人の声もあり、今からも健康志
向の強い方にとって、強い味方となってくれる飲料です。
◎豆乳の栄養素について
豆乳には、大豆に含まれる栄養素がたっぷりと含まれています。有名なイソフラボンだけでなく、レ
シチンやサポニン、大豆たんぱくや大豆オリゴ糖など、様々な栄養素があり、それぞれが体に働き
かけてくれます。大豆は畑の肉と言われるほど栄養素の高い食品ですから、その効果も多岐にわ
たっています。
それぞれの栄養素とその効果は以下のようなものです。
大豆たんぱく質
豆乳に含まれている大豆のたんぱく質は、血圧上昇を抑え、血液中のコレステロールを低下させ
る効果が期待できます。
リノール酸
豆乳の資質の部分に多く含まれているリノール酸は、血管内の悪玉コレステロールを除去し、善
玉コレステロールを増やす作用が期待できます。
レシチン
レシチンは、血管内の血流を良くして血管に付着したコレステロールを除去する効果があります。
動脈硬化や脳内出血など、血管の病気を防ぐ効果が期待できます。
サポニン
大豆サポニンは、脂肪の蓄積を防ぎ、血管に付着した脂肪を排出させる効果があります。また、脂
肪酸の酸化を防ぐ抗酸化作用があるのもこの成分です。
イソフラボン
有名な大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをする作用があるのが特徴です。女性ホル
モンの一つ「エストロゲン」と同じ作用があるため、更年期の女性や生理不順の女性にとって、非
常にうれしい栄養素の一つです。