2017/10/10
金木犀の花について
金木犀は、オレンジ色の小さな花を咲かせます。この花があの甘い香りを放っています。
同じ仲間で銀木犀というのがあるらしいのですが、
金木犀のほうが香りも強いといわれています。
元々は中国の南部に生えており、江戸時代に日本にやってきました。
それからは同じような気候であることから、庭や山で自生するようになっていきます。
この香りの強さから、金木犀をトイレにおいて匂い消しのための芳香剤として多く使われていました。
それによって、トイレを思い出す人もいるのではないでしょうか。
香りが苦手な人が多いわけ
理由の一つとして、香りに含まれる成分が上げられます。「γ-デカラクトン」といった成分があります。
これは昆虫を寄せ付けないようにするもので、
昆虫にこの香りを嗅がせると、嫌って逃げるような行動を取るそうなのです。
そういったことから、人も嫌だと感じるのは当然なのかもしれません。
ダイエットに効果的かも
金木犀の香りにはダイエット効果があるといわれています。それは、体内で分泌される物質を抑えることが出来るとか。
その物質とは「オレキシン」といいます。
オレキシンは血糖値が下がってくると分泌される特性があり、
その結果、甘いものが食べたくなったり、空腹感を感じたりするようになります。
その分泌するのを金木犀の甘い香りが抑えてくれるのだとか。
リラックス効果
これは、ラベンダーなどで有名ですが、気持ちを落ち着かせるような香りであることから、リラックスや安眠を促す香りとして重宝されています。
ヨーロッパの言い伝え「潜在能力」を引き出す
ヨーロッパの言い伝えの中に、金木犀の香りは潜在能力を引き出す力があると言われています。どこからそうなったのかは分かりませんが、実際、香りを嗅ぐと、
リラックスしているのに頭の回転がよくなるような、そんな感覚になります。
最近の脳科学者が言っていましたが、その状態が最高のパフォーマンスが出せるそうなのです。
まとめ
金木犀は昆虫が嫌うような成分を持っています。
それによって嫌いに思う方もいるでしょう。
しかし、その香りには体や心に良い効果があるとされています。
食欲をおさえたり、をおちつかせたり。
金木犀の香りがすきな方はこういった効果もあるんだと思いながら楽しんでみるのもいいかもしれませんね。