2022/03/02
パソコンやスマホなど、私たちは日常的に目を酷使しています。
眼精疲労が頭痛や肩凝りの原因となるなど、目の疲れが更に別の体調不良の引き金になることもよく知られていますね。
だからこそたまにはセルフケアで目を労ってみてはどうでしょうか?
- 目を温める
デスクワークやドライアイで目がしょぼしょぼした時は温めるのが効果的です。
清潔なハンドタオルやおしぼりなどを濡らして絞り、レンジで1分前後チンすれば簡単にホットタオルが出来上がります(加熱時間はお好みで調整)
最初は熱いので気をつけて、顔は皮膚が薄いですから手のひらでポンポンと叩いて火傷しない温度になってから使ってくださいね。
目を温めると目の血管が広がって、周囲の筋肉がほぐされます。また、涙の油分をつくるマイボーム腺のつまりが緩和されて、目のうるおいを健康的に保つ助けとなってくれます。
- 目を冷やす
寝不足で目が充血したり目のかゆみがある時は冷やすと効果があります。
冷やし過ぎは目に負担がかかるので、保冷剤などを使用する場合は直接ではなくタオルを巻いたり専用のカバーを使ってください。氷水で冷やしたタオルなどでも構いません。
たまに目の充血に対して温めようとする人もおられますが、充血は目の血管が膨張することで起きているので血管を広げる効果のある温めは避けましょう。
冷やして血管を引き締めることで効果は発揮されます。
- 目薬を使う時
目薬でケアされる方もいらっしゃると思います。
ここで目薬を用いるときのちょっとしたアドバイスを。
目頭(両目の鼻に近い方)の端っこの方には鼻に通じる管があります。
目薬をさした時、左右の目頭端の下瞼寄りを人差し指と親指で軽く押さえてみてください。
目の周りは特に皮膚が薄いのでギュッと強く押さえず、指の先でソフトに押さえる程度で大丈夫です。
すると管の入り口を堰き止める状態となり、点眼した薬液がすぐに鼻へと流れ落ちるのを防いでくれます。
そうすると薬液が眼球に留まりやすいので、潤いや成分の効果をしっかり目全体に行き渡らせたいときに試してみてください。
余談ですが、市販の蒸気アイマスクなどは点眼直後の使用を避けるよう注意書きなどがある場合があります。
目薬の利用と、温冷などのセルフケアを組み合わせる場合は、目薬の取扱説明書に目を通したり、医師の指示を受けるなど適切な取り扱いにも注意して目を労ってくださいね。