蚊の対策

夏といえば、蚊などの虫に悩まされる季節です。刺されるとかゆいだけではなく、
「デング熱」など多くの病気を媒介します。自分の身を守る方法は、なんといっても「蚊に刺されない」こと。日ごろから蚊に刺されない対策をとることを習慣にしましょう。

☆蚊の発生をおさえましょう☆

蚊は、空き缶にたまった雨水などの小さな水たまりに好んで卵を産み、約2週間かけてボウフラから成虫になり、約1か月間生存します。
成虫は、葉の裏や、じめじめとしたところにひそんでいます。蚊が飛び始めるようになる前に、家の周りを点検しておきましょう!

・水たまり
家の周りを整理整頓して、水がたまる場所をなくしましょう。鉢植えの受け皿の水は、こまめに捨てましょう。ボウフラから成虫になるまでに約二週間かかります。ですから、最低一週間に一度は水を捨てておくと大丈夫。どうしても水をためる必要があるときは、フタをして、こまめに取り替えましょう。

・雨水ます
雨水ますの中を掃除し、目の細かい防虫ネットをかぶせて、ふたをします。防虫ネットは、網戸用として市販されています。蚊が出入りする穴に直接取り付けるか、ワイヤーネットなどに接着したものを設置しましょう。グルーガンなどで接着できます。

・側溝・植栽
側溝にたまった土砂や落ち葉を取り除きましょう。植栽は、こまめに剪定しましょう。水がたまらず、流れるようにしておきましょう。茂った枝葉は、成虫の住処・休息場所になります


☆蚊に刺されないようにしましょう☆

蚊が媒介する感染症はたくさんありますが、蚊に刺されなければ感染することはありません。日ごろから蚊に刺されないように心がけましょう。

・家に入らせない
網戸をしっかり閉めましょう。就寝時には蚊帳を使うのもおすすめです。

・肌を守る
屋外では、肌の露出を少なくしましょう。蚊の多いところでは、肌の露出部分に忌避剤(虫除けスプレーなど)を使用しましょう。

☆蚊の主な種類☆

<ヒトスジシマカ>
成虫は全体が黒く、背中と脚の関節に白い帯があります。いわゆるやぶ蚊で、昼間から夕方にかけて屋外で多く活動します。

<アカイエカ>
成虫は全体が赤褐色です。屋内を好み、夜間羽音を立てて寝ている人の血を吸いにやってきます。

<ネッタイシマカ>
日本には生息していないやぶ蚊の一種です。海外旅行に行くときは注意が必要です。

☆蚊が媒介する感染症☆

<デング熱>
デング熱ウィルスをもった蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。日本では昨年夏70年ぶりに国内での感染が確認されました。

<ウェストナイル熱>
ウェストナイルウィルスをもった蚊に刺されることで感染します。多くはインフルエンザのような症状で比較的軽症の病気ですが、まれに重篤化することがあります。近年ヨーロッパやアメリカで流行が発生していますが、現在のところ日本国内での感染例はありません。

<日本脳炎>
日本脳炎ウィルスを持った蚊に刺されることで感染します。有効な予防ワクチンがあり、最近では国内での発生はほとんどありません。

最近は虫除けグッズもたくさん販売されています。一番効くものはやはり昔ながらの、蚊取り線香と蚊帳が一番という声が多かったです。
注意としては、殺虫剤による駆除は、その場限りの対策であり、蚊の発生をおさえるものではないようです。やむを得ず殺虫剤を使うときは、使用方法・注意事項を守り、必要最小限の量の散布としてください。むやみに殺虫剤を散布することは、環境を汚染するだけでなく、人やペットの健康にも悪影響を与えます。上手に利用して、夏を乗り切りましょう。

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