2020/10/06
☆空調や飲食物による冷えが秋バテを招く☆
「夏バテ」とは夏の暑さで体力や食欲が低下し、疲れやだるさなどの不調が現れる暑気あたりのこと。通常は涼しくなってくると解消しますが、夏の生活習慣による冷えが原因で自律神経のバランスが乱れ、秋口になって症状が出る「秋バテ」もあります。
秋バテの原因は大きく分けて2つ。1つめは、暑さや節電対策のため、冷たいものを摂りすぎて胃腸の機能が低下した「内臓冷えタイプ」。 2つめは、冷房の効いた室内で長時間過ごしたための冷えや外気温との温度差のため、疲れやだるさがおこる「冷房冷えタイプ」です。
どちらにしても、身体を冷やし過ぎてしまったことで全身の血のめぐりが悪くなり、引き起こされます。
☆冷えから体を守り元気に秋を迎える☆
「秋バテ」対策として、次の4つの方法で体を冷えから守ることが大切です。
まず食事は、温かいものを積極的に摂ること。ショウガやシナモンのほか、ニンジンやネギといった根野菜など体を温める食材を選ぶとよいでしょう。 また、ビタミンB群には疲れをやわらげる働きがあり、豚肉や納豆に多く含まれています。
次に冷房対策。オフィスや電車内など空調温度が決められている場合は、カーディガンや上着で室内外との温度差を調節できるようにしましょう。 長時間の時は、腹巻きやハイソックス、ひざ掛けを活用して保温するとよいでしょう。
3つめは入浴。眠る2時間ほど前に38~39℃のぬるめのお湯にゆっくりとつかることで血行を良くし、心身がリラックスモードに切り替わり、体力や胃腸機能の回復を助けてくれます。
最後に就寝時ですが、暑さがやわらいでいれば冷房は使わず、代わりに首や後頭部を水枕や保冷剤で冷やせば寝苦しさも解消できます。 また、寒さで朝方目を覚まさないためにも、長袖のパジャマの着用や、毛布を準備しておくと安心です。暑さによる疲れを解消し、快適に秋を迎えるためにも試してみてはいかがでしょうか。
- 美味しいレシピで『食事』から体を整える☆
秋が旬の物を食べましょう!!
秋は味覚の宝庫とも呼ばれている通り、秋は美味しいものがたくさん!
実は、秋の味覚には秋バテを解消させる栄養分が豊富なものが多いこと、ご存知でしたか?
たとえば、「栗」には美白作用だけでなく体をあたためてくれてストレスの解消もしてくれるビタミンCや、疲労回復と血行促進に役立つビタミンB1が豊富。
「さつまいも」にも栗と同じビタミンCやB1に加え、腸を整えてくれる食物繊維も豊富。また、さつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れないといわれており、さまざまな調理法も楽しめますね。
秋の栗拾いやサツマイモ掘りなど、イベントに参加して楽しく秋の味覚をゲットするのも良さそうです♪
☆栗ごはんレシピ☆
材料 ( 2 人分 )
むき栗 10個位
お米 1合
もち米 0.5合
昆布(10cm角) 1枚
酒 大さじ1.5
塩 小さじ1/2
ゴマ塩 適量
<下準備>
- むき栗は分量外の塩水でサッと洗い、水気をきる。皮付きの栗の場合は、 鍋に栗とかぶる位の水を入れて強火にかけ、煮たったら中火にして15分位ゆでて水に放ち、粗熱が取れたら表面のかたい皮と渋皮をむく。
- お米ともち米を合わせ、炊く30分以上前に水洗いしてザルに上げておく。
- 昆布はかたく絞ったぬれ布巾で、汚れを拭き取る。
<作り方>
- 炊飯器に洗い米、酒、塩を入れ、通常の水加減をしてひと混ぜし、むき栗をのせる。昆布を入れてスイッチを入れる。
- 炊き上がったら昆布を取り出し、全体に軽く混ぜて茶碗によそい、ゴマ塩を振る。