クリスマスツリーの豆知識

クリスマスを祝う際に欠かせないのが光り輝くクリスマスツリーですよね。家の中にクリスマスツリーを飾るという習慣は、今から400年ほど前、ドイツで始まったそうです。寒さ厳しい冬でも豊かな緑を付けているモミの木を家の中に飾るということは、人々にとって若々しい生命を家に呼び入れることを意味していたようです。実際、モミの木は針葉樹で冬場でも葉を落とさない力強さを持っていることから「永遠の命の象徴」とされていて、この意味を踏まえてクリスマスツリーに選んでいるという説もあるそうだ。また、当時ドイツでは、モミの木には小人が住んでおり彼らがその土地を守っているという言い伝えがあり、その小人が出ていかないようにモミの木に飾り付けをしてお祭り(祈ったり、踊ったり)をする風習があったのだそうだ。クリスマス気分を一層盛り上げてくれるクリスマスツリー。飾りひとつひとつに、それぞれにきちんとした「意味」があるのをご存知ですか?

 

 

(1)トップスター

ツリーのてっぺんに飾られる金の星はトップスターといわれ、「ベツレヘムの星」を表している。

この星はキリストが生まれたときに明るく輝き、まだ赤ん坊だったキリストをひと目見ようとした賢者たちを、生誕の地ベツレヘムに導いたとされる(新約聖書「マタイによる福音書」)。

 

(2)クリスマスベル

クリスマスベルは、イエスキリストの誕生日を人々に知らせる「喜びの音を鳴らすベル」。ベルの飾りには天使とセットの物が多く、これは天使がベルを持ちキリストの誕生日を人々に知らせる役目がある事が由来となっている。また、ベルの音には魔物を祓(はら)うとして、魔除けの効果があるといわれている。

 

(3)オーナメントボール

現在は玉飾りの形状だが、元々はリンゴの形だった。リンゴは、アダムとイブが食べた「知恵の木の実」を象徴しており、幸福や豊かな実りといった願いが込められている。

 

(4)キャンディ

クリスマスツリーに飾り付けられるキャンディには杖の形をしているものが多いが、これは「羊飼いが羊を導く杖」を意味しているからで、そこからキリストが人々を導いてくれるという祈りが込められている。また、キャンディの白と赤のストライプ模様は、キリストの「白い心」と「血と愛」を表しているという説もあるようだ。

 

 

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